指先の無い手袋&ソックス

投稿者: | 2021年12月29日

ソックーヤーンで編んだ指先なしの手袋です。

【道具】
使用針:3号輪針2本(4本針やマジックループでも可)、1号輪針(ガーターとゴム編み用)、かぎ針(作り目用)
使用糸:ヤーボ Soft Raggi (ソックヤーン)

【準備】
メリアス編みのゲージを編みます。(模様にしたい場合はそのゲージ)
手回りと手の長さ(手のひら丈とゴム編み丈)を測ります。絵が下手過ぎ(^^;

【編み図】
製図または簡易図を描いて、目数と段数を入れていきます。目数は手の平と甲側に分けます。
ソックヤーンは細めなので、指間の目を2目としました。指の合計目数になるよう、拾ったり増やしたりします。
最後の指は、拾い目だけなので(巻き増し目なし)途中で調整してあります。

【編み方】
左手の編み方です。(右手は逆にする)
文字だけでの説明では、分かりにくい面もありますので、YouTube動画なども参考にされるとよいと思います。

  1. 作り目
    後で解ける方法で必要目(サンプルは48目)を作り、輪にします。手のひらから編み始めますが、ゴム編みから始めても構いません。
    後で解く作り目には、かぎ針を使って棒針に直接編みつける方法や、別鎖の裏山を拾う方法などがあります。
  2. 手のひら(1)
    親指の付け根段まで、ぐるぐると輪編みします。(サンプルでは22段)
  3. 手のひら(2)
    親指の付け根まで(サンプルでは16目)編み、別糸で親指の目(サンプルでは8目)を編みます。
    別糸で編んだ目は一旦別針に移し、別糸の目から手袋の糸で続けて編みます。

    小指の付け根までぐるぐると編みます。(サンプルでは16段)
  4. 小指を編む
    小指の付け根まで編んだら、小指の分だけを針に残して、残りは別糸に通しておきます。
    小指は手のひら側の目数を編んだら、巻き増し目で2目増やし、甲側の目を編みます。(14目)
    ぐるぐると必要な段を編み(最後の4段はガーター編み、針の号数は落とす)、伏せ止めをして糸始末をします。
  5. 薬指を編む
    マチの目(小指で巻き増し目したところ)から糸を付けて2目拾い、休めていた目をすべて針にとり、グルグルと2段編みます。
    2段編んだ後に、薬指以外の目を別糸に休めておきます。
    「マチの目+手のひら側」を編み、巻き増し目で2目作り、甲側で残った目数を編みます。(16目)
    指の合計目数を必要な段だけ編み、(最後の4段はガーター編み)、伏せ止めをして糸始末をします。
  6. 中指を編む
    中指の目は針に移し、中指以外の目を別糸に休めておきます。
    マチの目から2目拾い、手のひら側を編み、編み終えたら巻き増し目で3目作り、甲側で残った目数を編みます(16目)
    合計目数を必要な段だけ編み、(最後の4段はガーター編み)、伏せ止めをして糸始末をします。
  7. 人差し指を編む
    マチ(中指で作った目)から糸を付け、3目を拾います。
    休めておいた残りの目を針に移し、手のひら側を編み、続けて甲側を編みます(16目)
    合計目数を必要な段だけ編み、(最後の4段はガーター編み)、伏せ止めをして糸始末をします。
  8. 親指を編む
    親指は別糸の上下の目を針に移してから、別糸を抜きます。


    指の間に糸を付け1目拾います。続けて手のひら側を編み、さらに1目拾って甲側を編みます。
    ※渡り糸と一緒に拾い2目1度で編むと、指の間が空きにくいですが、空くのはなかなか避けられません。後でとじ針でふさげばよいと思います。
    合計目数を必要な段だけグルグルと編み(最後の4段はガーター編み)、伏せ止めをして糸始末をします。
  9. 手首のゴム編み
    針の号数を1号に変え、作り目から全目を拾います。
    指定の段数を編み、ゴム編み止めをし、糸始末をします。
  10. 仕上げ
    糸端が残っている糸の糸始末をします。
    指の間は、編み始めの糸を使って、指間の穴が空いたところを、とじ針を使ってふさぎます。
    蒸気アイロンで目を整えます。