PHPのスクリプトでは、あらかじめ定義されている多くの関数を使うことができます。関数を知れば知るほど、開発の効率が向上します。
標準で用意されているほかに、ユーザーが独自で関数を作ることができます。これをユーザー定義関数といいます。よく使うものなどは関数を定義しておくと便利です。※
PHPの関数はこちら(関数リファレンス)にあります。
ユーザー定義関数
《構文》
function 関数名() { 処理に必要なプログラム } |
結果の値が必要な場合には returnステートメントを使って、値を返します。これを戻り値(返し値)と呼びます。
《サンプル》
次の例は、引数(数値)を2つ関数に渡して、足した結果を戻り値としています。
<?php //ここから関数を呼び出す部分 |
《結果》
100 + 200 = 300 |
引数の参照渡し
引数にアンパサンド(&)をつけると、引数を参照渡しすることができます。参照渡しした引数は、関数の処理の中で元の引数の値を変更することができます。
《サンプル》
次の例では引数に「Mccoy」を指定して関数を呼び出していますが、関数の中で「Jeanluc」に変わりました。
<?php function mypet(&$name) { $name = "Jeanluc"; } //関数を呼び出す $dogname = "Mccoy"; echo ("最初のワン(\$dogname): $dogname<br>"); mypet($dogname); echo ("今のワン(\$dogname): $dogname"); ?> |
《実行結果》
最初のワン($dogname): Mccoy 今のワン($dogname): Jeanluc |