【Step4】 関数

PHPのスクリプトでは、あらかじめ定義されている多くの関数を使うことができます。関数を知れば知るほど、開発の効率が向上します。
標準で用意されているほかに、ユーザーが独自で関数を作ることができます。これをユーザー定義関数といいます。よく使うものなどは関数を定義しておくと便利です。※ PHPの関数はこちら(関数リファレンス)にあります。

ユーザー定義関数 

《構文》

function 関数名() {
  処理に必要なプログラム
  }

結果の値が必要な場合には returnステートメントを使って、値を返します。これを戻り値(返し値)と呼びます。

《サンプル》

次の例は、引数(数値)を2つ関数に渡して、足した結果を戻り値としています。

<?php
 //足し算の結果を返す関数
 function tasizan($num1, $num2)
  {
   return $num1 + $num2;
  }
 

 //ここから関数を呼び出す部分
 $n1 = 100;
 $n2 = 200;
 echo $n1 + $n2 = " ;
 echo tasizan($n1,$n2);
?>

《結果》

100 + 200 = 300

引数の参照渡し 

引数にアンパサンド(&)をつけると、引数を参照渡しすることができます。参照渡しした引数は、関数の処理の中で元の引数の値を変更することができます。

《サンプル》

次の例では引数に「Mccoy」を指定して関数を呼び出していますが、関数の中で「Jeanluc」に変わりました。

<?php
 function mypet(&$name)
  {
   $name = "Jeanluc";
  }

 //関数を呼び出す
 $dogname = "Mccoy";
 echo ("最初のワン(\$dogname): $dogname<br>");
 mypet($dogname);
 echo ("今のワン(\$dogname): $dogname");
?>

《実行結果》

最初のワン($dogname): Mccoy
今のワン($dogname): Jeanluc