現在完了形
過去の動作と状態を現在に関係付けて表します。
作り方は、「have(has)」と過去分詞を続けて使います。この場合の have には「持つ」などの意味はありません。後ろに過去分詞があれは現在完了ということになります。
現在完了には 継続・完了・結果・経験・の用法があります。そのパターンによって、訳に仕方が変わります。
継続
- 過去に起こった出来事が、今なお続いていて、恐らくこれから 先も続いていくであろうという場合に使います。
- 「継続」を表す現在完了形では、have(has) + 過去分詞 の後ろに for や since をよく使います。
for は期間を表す場合、since は ~から という意味に使われます。
例:I have known him since 2001.( 私は2001年から彼を知っています。)
例:Chie has lived in Saitama for a long time.(チエは長い間埼玉に住んでいます。)
例:They have been sick since last week.( 彼らは先週からずっと病気です。) - 期間を訪ねる疑問文
例:How long has he worked here? He has worked here for two years.( 彼はどのくらいここで働いていますか。)
完了・結果
- 「完了・結果」を表す現在完了形は、過去のある時から続いていた動作や状況が終わった
ことを表します。
例:I have already finished it.( 私はもうそれを終えました。) ※already( もう) は完了の肯定にだけ使われる副詞です。
例:I've just written a letter.(私はちょうど手紙を書いたところです。)※just (ちょうど) は完了の肯定にだけ使われる副詞です。 - 疑問文 は、have(has)を前に置きます。
例:Has Emily cleaned her room yet?( エミリーはもう部屋を掃除しましたか。)
※ 疑問文のもうはalreadyでなくyetを使います。yet は文の後ろに置くのが一般的です。 - 否定文は、have(has)の後ろに not をつけます。
例:Tom hasn't had breakfast yet.( トムはまだ朝食を食べていません。)※ 否定のyetはまだと訳します。
経験
- 今までの経験を表す形です。「経験」を表す現在完了形では、疑問文の場合には ever(かつて、今までに) 、否定文では never(一度も~ない) がよく使われます。
例:I have never seen a lion.( 私はライオンを見たことがありません。)
例:Mother has seen snow many times.(母は何回も雪を見たことがあります。)
例:I have climbed Mt. Fuji four times.(私は富士山に4回登ったことがあります。)
例:She has seen Mr.Ken twice.( 彼女はミスター加藤に2回会ったことがあります。 - 回数を訪ねる疑問文は、oftenがよく使われます。
例:How often have you been to Kyoto? We have been there once.( あなたは京都に何回行ったことがありますか。1回です。)