比較
比較には、まず2つの物または人を比較して、「AはBに等しい」ことを表す場合(同等比較)と、「AはBよりまさって(あるいは劣っている)(優劣比較)ことを表す場合とがある。
同等比較(~と同じくらい)
形容詞・副詞の原級(形容詞・副詞の原形)を用いる。原級は2つのものを比べるときを使う。as ~ as (同じくらい~だ)
※ ~ が形容詞の場合はbe動詞の文が多い。
例:Your bike is as new as mine.(
あなたの自転車は私のと同じくらい新しい。)
例:Is this house as strong as that one?(
この家はあの家と同じくらい丈夫ですか。)
※繰り返しのときは、代名詞やoneを使う。
例:She runs as fast as Ben.(彼女はベンと同じくらい速く走る。)
※ ~ が副詞のときは一般動詞の文が多い。
例:He's not as tall as Jim.( 彼はジムほど背が高くない。)
※否定文は「ほど~ではない」と訳す。
優劣比較(~より)
- 形容詞の比較はbe動詞の文が多い。
- 優劣比較の比較級はふつう er をつける。
~er than ....より~だ
- 例:Mother is older than you.(母は私より背が高い。)
例:She is much older than you.(彼女はあなたよりずっと年上です。)
※比較級ではveryでなくmuchを使います。
例:This is much bigger than that.( これはあれよりかなり大きい。)
※ bigはgを重ねる。 - すべてのなかで最も優れて、あるいは劣っていることを表すには、形容詞の最上級を使う。
ふつうestをつける。→ the ~est 1番~だ
例:Tokyo is the largest of the three.
(東京は3つの中で1番大きい。)
※ ~のなかでは of がよく使われる。
例:Sapporo is the largest city in Hokkaido.(
札幌は北海道で1番大きい都市です。)
※ 場所・範囲・地域のときは in を使う。祖霊以外はof がよく使われる。
比較級の作り方(規則的)
- ふつうの場合は語尾にそのまま er、estをつけます。
old - older
- 語尾がeの場合はeを取ってer、estをつけます。
fine-finer - 語尾が「短母音+単子音字」の場合は最後の子音字を重ねてer、estをつけます。
big - bigger
- 語尾が「子音字+y」の場合はyをiにかえてer、estをつけます。
early - earlier
比較級の作り方(不規則)
原級 | 比較級 | 最上級 | 意味 |
good | better | best | よい |
bad(ill) | worse | worst | 悪い |
little | less | least | 小さい |
far | farther(further) | farthest(furthest) | 距離が遠い(程度) |
late | later(latter) | latest(last) | 時が遅い(順序) |
near | nearer | nearest(next) | 近い |
many(much) | more | most | 多い |
※形容詞・副詞の中には1語で2通りの変化をするものもあります。
more(most)を使った比較。
- 2音節以上の文字(母音の数が2つ以上の場合など)は、more most を使って比較級を作ります。
beautiful の場合だと、beau のウ、tiのイ、fuのウで、3音節となるので、moro mostを使います。
ほかにも、difficult, popular ,famous,interestin などがあります。 - 語尾が-al, -ant, -ard, -ate, -ect, -ed, -en, -ent, -ful, -id, -ing, -ite, -ive, -less, -ous などの場合は、more most を使って比較級を作ります
例:Baseball is more popular than tennis in Japan.(
野球は日本でテニスより人気がある。)
例:It's more beautiful than that one.(
それはあれよりも美しい。)
副詞の比較
疑問視のある比較