Step 2_2 シートの操作

★シートを参照するには

  • シートには、「ワークシート」と「グラフシート」の2種類があります。 ワークシートを参照するには Worksheets プロパティを使い、グラフシートを参照するには Charsプロパティを使います。
    Worksheets(シート名)
    Charts(シート名)

  • Worksheetオブジェクトは、Sheetsコレクションのメンバでもあるため Sheets を使って参照すこともできます。Sheetsコレクションには、ブックにあるすべてのシート(グラフシート、ワークシートの両方)が含まれています。
    Sheets(シート名)

★新規シートを挿入するには

  • 新規シートを挿入するには、WorkSheetsコレクションに対して、Add メソッドを使います。
    アクティブシートの左側に新しいシートが挿入されます。
    Worksheets.Add

  • 挿入位置と挿入枚数を指定して、新規シートを挿入するには、Addメソッドに引数を付加します。
    次のステートメントを実行すると、1つめのシートの右側に2つのワークシートが挿入されます。
    Worksheets.Add After:=Worksheets(1), Count:=2

★単一シートを選択するには

  • アクティブシートにするには、Activate や Select メソッドを使います。
    Worksheets("Sheet1").Activate
    Worksheets("Sheet2").Select
    Worksheets(2).Activate

★すべてのシートを選択するには

  • 複数のシートを選択するときには Selectメソッドを使います。
  • 選択を解除するには、シート見出しを右クリックし「作業グループ解除」をク リックします。
    Worksheets.Select
★離れたシートを選択するには
  • Array関数を使うと、離れたシートも一緒に選択できます。
  • 選択を解除するには選択してないシート見出しをクリックします。
    Worksheets(Array(1, 3)).Select

★ワークシートを移動するには

  • シートを移動するには、Moveメソッドを使います。
    次の例では同一シート内で、Sheet1 を Sheet3 の後ろに移動します。
    Worksheets("Sheet1").Move After:=Worksheets("Sheet3")

★別のブック内にワークシートを移動するには

  • 次例では「売上集計」シートを Ren2_2.xls の2番目のシートへ移動します。
    Worksheets("売上集計").Move before:=Workbooks("ren2_2.xls").Sheets(2)

★新規ブックにワークシートを移動するには

  • Moveメソッドの引数を省略すると、新規ブックが自動で作成されそこへ移動します。
    Worksheets("売上集計").Move

★ワークシートをコピーするには

  • ワークシートをコピーするにはCopyメソッドを使います。 使いかたは Move メソッドと同様です。
    次の例題では同一ブックの中でシートをコピーしています。
    実行すると売上集計シートをSheet3の次へコピーします。
    Worksheets("売上集計").Copy After:=Worksheets("Sheet3")

  • 別のブック内にワークシートをコピーします。
    次の例題では「売上集計」シートを Ren2_2.xls の2番目のシートへコピーします。
    Worksheets("売上集計").Copy before:=Workbooks("ren2_2.xls").Sheets(2)

  • 新規ブックにワークシートをコピーします。
    Moveメソッドの引数を省略すると、新規ブックが自動で作成されコピーします。
    Worksheets("売上集計").Copy

★シートを削除するには

  • シートを削除するには Deleteメソッドを使います
    次の使用例は、「Sheet2」を削除します。
    Worksheets("Sheet2").Delete

  • 次の例は、確認のダイアログ ボックスを表示しないで「Sheet3」を削除します。
    Application.DisplayAlerts = False
    Worksheets("Sheet3").Delete
    Application.DisplayAlerts = True

★シートを非表示にするには

  • シートを非表示にするには、VisibleプロパティにFalseを代入します。
    次の例では「Sheet1」シートを非表示にします。
    Worksheets("Sheet1").Visible = False

    ※シートを再表示するには、Trueを代入します。

★シートの名前を変更するには

  • ワークシートの名前を変更するには、Nameメソッドを使います。
    Worksheets("Sheet1").Name = "新しい名前"

    次の例ではアクティブシートの名前を変更しています。
    Dim sheetname As String
    sheetname = ActiveWorkbook.ActiveSheet.Name
    Worksheets(sheetname).Name = "新しいシート"