Visual Basic Editor を使う

★Visual Basic Editor

ほとんどの Office アプリケーションに含まれる Visual Basic Editor で 、Office のマクロを作成、修正または管理することができます。
マクロには、一般的に Sub というキーワードで始まり、End Sub というキーワードで終わるコードが記述されています。 (このコードは「サブルーチン」と言います。)
「モジュール」には 1 つ以上のマクロやサブルーチンが含まれます。
「プロジェクト」には 1 つ以上のモジュールが含まれます。
モジュールはマクロを記録するためのシートであり、プロジェクトはモジュールの集まりです。

★ Visual Basic Editor を起動するには

Visual Basic Editor を起動するには次のような方法があります。

  1. 「Visual Basic」ツールバーの「Visual Basic Editor」ボタンをクリックします。
  2. [Alt]+「F11]を押します。
  3. 「ツール」→「マクロ」→「Visual Basic Editor」をクリックします。
  4. 「マクロ」ダイアログの「編集」をクリックします。
  5. 「マクロ」ダイアログの「作成」をクリックします。

★Visual Basic Editor を終了するには

Visual Basic Editor を終了するには次のような方法があります。

  • 「ファイル」→「終了してVisual Basic Editorへ戻る」をクリックします。
  • 「閉じる」(×)ボタンをクリックします。
  • [Alt]+[Q]をクリックします。

★コードウィンドウの画面構成と編集操作

  • マクロは「コードウィンドウ」で編集します。
  • コードウィンドウを表示する方法は、「プロジェクトエクスプローラ」の「コードの表示」ボタンをクリックします。
  • [プロジェクトエクスプローラ」には、現在使用中のブックのシートが、ツリー形式で表示されます。
  • 左下の「プロパティ−Model」と表示されているウィンドウを「プロパティウィンドウ」と言います。こちらはマクロの編集には直接関係はありません。
  • これらVBEのウィンドウは、他のウィンドウとドッキングしたり、独立した状態にしたりできます。「ツール」→「オプション」→「ドッキング」をクリックすると、ドッキング可能なウィンドウを確認できます。試しに「プロパティウィンドウ」のチェックボックスをオフにしてみてください。ドッキングが解除されます。
  • 標準モジュールはマクロを記録すると自動で挿入されますが、手動で挿入することもできます。

★目的のマクロをコードウィンドウに表示するには

  • 「プロシージャ」ボックスの▼をクリックし、マクロ名の一覧から目的のマクロを選択します。
  • 垂直スクロールバーを使って、画面を移動します。

★コードウィンド内でのマウス操作

  • 単語やステートメントなどの文字列範囲を選択するときには、マウスでドラッグします。
  • ショートカットメニューを使うときには、右クリックします。
  • 単語の上でダブルクリックすると、単語全体が選択されます。
★コードウィンド内でのキー操作

  • 選択範囲が大きいときには、Shiftキーを利用したほうが便利です。
  • 行の先頭をインデントする場合には「タブ」キーを使うと、頭の位置が揃います。 既定値では「タブ」を1回押すと、4文字分のインデントが設定されますが、「ツール」→「オプション」→「編集」タブで間隔を変更できます。
    キー操作機能
    Ctrl + →(←)右(左)の単語へ移動
    Ctrl + ↓(↑)次(前)のマクロへ移動
    Home / End行頭(行末)へ移動
    Ctrl + Home /Ctrl + Endモジュールの先頭(末尾)へ移動
    Ctrl + Shift + 方向キー単語単位、マクロ単位で文字列を選択
    Ctrl + X切り取り
    Ctrl + Cコピー
    Ctrl + V貼り付け
    Ctrl + Aすべて選択
    Ctrl + Delete単語の最後までを削除
    Ctrl + Y現在の行を削除

★複数のコードウィンドウを同時に開くには

「ウィンドウ」→「上下に並べて表示する」をクリックします。

★コードウィンドウを分割するには

次の方法があります

  • 分割バー(垂直スクロールバーの上にあります)をダブルクリックします。
  • 分割バーをドラッグします。
  • 「ウィンドウ」→「分割」をクリックします。
  • 分割を戻すには、分割バーをダブルクリック、もしくは、「ウィンドウ」→「分割」を再度クリックします。
★コードウィンドウを印刷するには

  1. 「ファイル」→「印刷」(Ctrl + P)をクリックします。
  2. 「カレントモジュール」を選択し「OK」をクリックします。