Access VBAの基本

マクロで自動実行できることは数多くありますが、凝ったことをやろうとするとマクロだけでは不足です。今回はマクロ部分をスキップしていきなりVBAの初歩をやってみようと思います。VBAは、マクロでできなかった複雑な処理が実行できる反面、難しいという難点もあります。 「プログラムに関する知識」や「Visual Basic」に関する知識が必要だからです。あまり難しいことにチャレンジするつもりはありませんが、使えるものを作ってみたいと考えています。

オブジェクトとは

オブジェクトとは、テーブル、フォーム、レポートなど、処理の対象となるもののことです。「どのオブジェクトに対して処理を行うのか」と、命令の対象を指定しなければなりません。 オブジェクトを参照するには、「!演算子」を使います。 次の例では、「F_得意先入力」フォームの「顧客名」コントロールを参照しています。
例:Forms!F_得意先入力!顧客名

プロパティとは

プロパティとは、オブジェクトの属性(性質)を決めるものです。プロパティの値によって、オブジェクトの動作や外観(色やサイズなど)が決まります。
オブジェクトのプロパティを参照するときは、オブジェクト名とプロパティ名をドット(.)でつなぎます。
次の1つ目の例では、フォームの標題を設定しています。2つ目の例は、メッセージボックスにフォームの標題を表示します。

《例》
Forms("F_得意先入力").Caption = "顧客名登録"
MsgBox Forms!F_得意先入力.Cation

メソッドとは

メソッドとは、オブジェクトの実行できる命令「プロシージャ」のことです。特定のオブジェクトと特定のメソッドを実行するには、オブジェクトとメソッドをドット(.)でつなぎます。
次の例では、Quitメソッドを使って、アプリケーションを終了します。
《例》 Application.Quit

メソッドの多くは、命令を実行するのに引数ととして細かい指示を与えることができます。
《例》 DoCmd.OpenForm "フォーム名"
※「DoCmd」とは、プログラムからマクロのアクションを実行するための特別なオブジェクトのことです。

コンテナとは

コレクションとは