雪の八方ヶ原→湯西川温泉(2002/2/3)

"北関東週末は雪"との天気予報に、"温泉に行こうか"と亭主。4駆を買ってから雪道を走りたいらしい。
もちろん温泉大好きの私は二つ返事でOKだ。
しかし、日帰りで入浴できる施設で"露天風呂+雪景色"という温泉は関東では意外と少なく、 温泉本でもインターネット検索でもなかなか見つからなかった。 それで行き当たりばったり的に選んだのが、平家落人の集落として有名な湯西川温泉である。
鬼怒川、川治よりさらに山奥なので、ここなら雪がいっぱいありそうだと・・・・短絡的な決断により栃木へと向かった。



八方ヶ原(栃木県)
塩原方面へ出かけるときには、たいていは高速を使わず八方ヶ原(日光国立公園)を経由する。
八方ヶ原は、春には薄紅色のレンゲツツジの大群生、、夏には鮮やかな緑、秋には尾根を染める紅葉。四季折々に美しい姿楽しませてくれる。 私たちのお気に入りのコースで、アウトドア日記にも度々登場している(剣ヶ峰ハイキング他)
冬に訪れるのは初めてだが、木の枝に掛かる雪がなんとも美しい!(画像では表現しきれない)

雪に埋まる4駆
風景は美しいが、道路は怖かった。4駆とはいえハンドルを取られ場所もあり、引き返したい気持ちに襲われた。

八方ヶ原のドライブコースは、冬期道路閉鎖で途中から先へは進めなかった。
仕方が無く、Uターンが出来る場所(駐車場)に入ったら、車が雪に埋まった。タイヤがスリップして出られない。 ぎょぎょぎょ! これは困ったぞ。
運がよいことに、スノーバイクをやりに来ている人がそこにいて、雪から出る手助けをしてくれた。スコップで雪を掘って抜け出すことができた。
一件落着でホッ!


雪を喜ぶ"まっこい"
車も通らないのでまっこいを離した。犬は一般的に雪好きだというが、まっこいも例に洩れない。
雪を時々食べながらおおはしゃぎ、思い切り駆け回っていた。とても嬉しそう

これに懲りてこの後は、無難な道(?)を選んで、湯西川温泉へと向かった。


湯西川温泉
前日インターネットで検索した豪華なホテルでの温泉入浴を予定していた。ところがフロントでごった返している人人人・・・
この群れを見て入浴を取りやめた。豪華な風呂だけど混雑や煩いよりは、貧弱な風呂でも静かなほうがいい。
結局入ったのは、「小藤やかた」というそれほど大きくない旅館。"食事をする人は入浴無料"と看板にあった。(注:決して無料に釣られたわけではないぞ(^^;)
玄関で「食事時間は終わりました」と断られたが、そこへ丁度、ちょんまげのヘンなおっさんが現れで「ヨシ!俺が作ってやる」というのだ。 これが旅館の主だった。
そこは湯西川温泉では"ちょんまげの店"として知られているらしい。

風呂は小さいけれど貸切でゆっくりと入ることができた。宿泊客が到着する前で、風呂も食事も貸切。 おまけに過剰に親切なちょんまげの主が、囲炉裏で接待をしてくれた。これは喜ぶべきか?(^^;)