分散増減のチュニックベスト

投稿者: | 2012年8月1日

かぎ針の模様で均等に増し目(減目)する方法には、2通りあります。
1つは、針を変える方法、もう1つは、分散増減目表を使って模様の中で増し目をする方法です。
どちらも模様の数としては変わりません。
「分散増減目」を使って、チュニックベストを編んでみたいと思います。
胸を切り替えとして、上半身は標準のプルオーバーの製図と同じですので、説明は省略します。
分散増減目は、胸から下の部分で使います。

【製図】
原型から製図を起こします。

【ゲージ】

上半身を「模様A」、下半身の分散部分を「模様B」とします。
模様Aの編み始めの模様数は、133目(前後で266目)です。
模様Bのゲージ(横)は、1模様が6.5cmなので、14模様(1周)を使うことにしました。
1模様22目なので、作り目は308目必要です。(14模様×22目)
266目→を308に均等に増やします。
細編みで均等に増し目しながら、308目に増やしました。
画像は、266目から308目を拾いだしたところです。

【分散増減目】

  1. 増減率を求めます。※糸の都合上(同じロットがない)上製図より短めに変更しました。
    88cm→112cmまで広げますので 112-88=24
    全体で24cm広げることにします。増減率の計算は
    24÷88×100 = 27.27 およそ27%になります。
  2. 「ひとめでわかる分散増減目」(ヴォーグ社の書籍)を使って、希望の模様を選びます。
    使いたいパイナップル模様を見ると、25%という場所があるので、これが27%に近いのでここまでを分散増し目することにします。



糸はぎりぎりセーフでしたが、ゲージに使ったのもすべてほどいて使いました。
少し広がり過ぎたので、最後の25%はやめて16.7%にしました。
つまり1模様(16段)ずつで増し目をしました。

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