6月に読んだ本

4冊読みました。石田衣良と荻原浩の月でしたが、あまり心に残る本には巡り会えませんでした。

 

親指の恋人 (角川文庫)親指の恋人 (角川文庫)感想

絶望する理由が見つかりませんでした。何もかも捨てる覚悟があるのなら、遠くへ逃げてしまえばよいのに。すべてを捨てて幸せになってほしかった。財産放棄の手続きを踏めば、子供は親の借金を背負う義務はないのですが、若すぎる故に知識もなかったのだろうか・・・金持ちすぎる男にはなぜか腹立たしかった(^^;

読了日:6月15日 著者:石田衣良

氷の華 (幻冬舎文庫)氷の華 (幻冬舎文庫)感想

不倫夫とその恋人を毒殺してしまう「悪女」と、それを追い詰めていく「刑事」との葛藤を描いたサスペンスです。途中「長編読めるか?」と不安になったのですが、テンポのよい文章に、どんどん引き込まれていきました。美しく、プライドが高くて、頭が切れて・・・しかし、なんとも寂しく哀れな悪女でした。

読了日:6月14日 著者:天野節子

5年3組リョウタ組5年3組リョウタ組感想

5年3組は、ごく普通などこにでもあるクラスかもしれません。いろいろな出来事を乗り越えて、先生も生徒も成長していきます。「こういう先生がいると教室も荒れないのかも」と思いながら読みました。爽やかな読後感です。

読了日:6月8日 著者:石田衣良

千年樹 (集英社文庫)千年樹 (集英社文庫)感想

オムニバスのような短編集のような、不思議な本でした。時代もめまぐるしく変わり、現代や過去を往き来します。千年樹の下に眠る暗く哀しい話はそれなりの深みがあるのでしょうけれど、時の絡みがわかりづらく、なかなか読み進めませんでした。読解力不足です。

読了日:6月1日 著者:荻原浩

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