4月に読んだ本

あまり読めませんでしたが、3冊でもすごいな
と、自分的には思います。
若いころは、恋愛小説大好き人間でしたが
歳とともに肩の凝らないものや、サスペンスが好きになり、そんなものばかり選んでしまいます。
久々に渡辺淳一を読んでいますが、なかなか進みません。

特に社会派と呼ばれている作者が好きで
松本清張や森村誠一などは、読むものが残ってないほど読み漁りました。
小池真理子の描く狂気のような世界もたまりません。

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1181ページ
ナイス数:40ナイス

プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)感想
ヤクザが経営するホテルで珍事件が巻き起こるお話。ヤクザというよりは「任侠」のほうが似合っているかも。浅田次郎の描く任侠の男はどうしてこんなにカッコいいのだろう・・・と、ヤクザ嫌いな私が「プリズンホテルに泊まりたい!」と思ってしまう本です。もっとも小説家「木戸孝之介」はちと恰好が悪いかな。義理と人情が欲しくなったらお奨めの一品です。
読了日:4月29日 著者:浅田次郎
男振 (新潮文庫)男振 (新潮文庫)感想
テレビドラマ「鬼平犯科帳」の大ファンですが、池波正太郎さんの本を読むのは初めてです。なんと読みやすいのでしょう。ぐんぐんと引き込まれて一晩で読み終えてしまいました。お話の内容は「鬼平」のような派手さはありませんが、何とも小気味のよい「男振」でした。お殿様(源太郎の実父)の気持ちが分からなかったのがちと心残りです。
読了日:4月20日 著者:池波正太郎
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)感想
上巻の主役は息子の二郎だったけれど、今回は父一郎が前面に出ています。破天荒だけど一本芯が通った一郎が眩しかった。結局は権力が勝つのだけれど「心の中だけでも負けたくない!」と思わせてくれました。面白かったです。また奥田本を読みたいね。
読了日:4月7日 著者:奥田英朗

読書メーター

「4月に読んだ本」への2件のフィードバック

  1.  サウスバウンド、もう随分前に読みましたが好きな作品でした。元学生運動の闘志だった夫婦に育てられる主人公。いじめっこに復讐する話って私はどういう訳か好きなんですよね。別に私自身がいじめられたり、自分の子供が虐めにあって悩んだ事がある訳じゃないのですけど。
     沖縄に移ってからの後半よりも、前半が印象に残ってます。映画化されたのも見ましたけど、イマイチでした。

    1. 上巻は息子のほうが主役でしたが、沖縄編は夫婦の生き方に重きがありますね。学生運動や労働運動のさなかを通ってきましたので、魅かれるものがあります。映画化されたとは知りませんでした。

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